こぼれ話(あれこれ)

 

文の京ゆかりの 文人銘菓

  

文京区内の菓子店が、区ゆかりの代表的な文人たちにちなんだお菓子をお土産として創作している。

 

写真の「吾輩は猫である」は、平成24年度の「森鴎外生誕150年記念事業」として、公募により文京区から創作土産菓子として認定された。夏目漱石にちなんで作られたブラックココアの黒猫のクッキーで、どこから切ってもユーモラスな猫の顔になる金太郎飴方式で焼かれています。

「カフェテリア白い花」は東京大学の弥生門から徒歩1分にあるお店。他に楽しいクッキーやパンも。イートインコーナーもあるので、文学散歩の途中に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。(土日はお休み)

 

 

 <BOSTON のフィルム会社>

  

ときどき海外からのお客様も来られる。世界で有名なロックギタリストがなぜ日本へ移住したのか、をテーマにドキュメンタリー映画作成のため撮影クルーが来られた。

 

日本も日本家屋も初めて、と話していたが、ロケハンのとき土間用サンダルを履いたまま室内の階段を上がっていってしまったので教えてあげた。インタビュー動画撮影の当日は、風がとても強くガタガタ鳴るガラス戸を押さえながら撮影されていた。

 

みなさん、物静かで機材の扱いもとても丁寧で、すばらしいクルーだった。公開が待ち遠しい。

 

 

< 歴メシ!  音食紀行 >

  

何年か前、知り合いの知り合いの紹介で『音食紀行』主催の青年がイベントの下見に来られた

 

そのときは「平安時代の食」がテーマだったが、音楽と料理をテーマに世界各国の料理を再現して、参加者と時空旅行を楽しんでいると、話されていた。

 

その後、コミケでレシピ冊子を販売していたと思ったら、「歴メシ!」「英雄たちの食卓」という本も出版され、テレビ・ラジオ・市民講座などでも大活躍。

 

先日、銀座・ヤマハ楽器で「宮廷楽長サリエーリのお菓子な食卓: 時空を超えて味わうオペラ飯」という書籍が並んでいた。著者を見ると、遠藤雅司さん。

 

これが副業とのこと、ただ驚くばかり。

 

 

< ザ・古本屋さん >

  

ご近所で有名な古書店・大亜堂書店さん。大正時代創業、戦前から続いている 小石川の ザ・古本屋さん。

 

次々と再開発が進んでいくこの街で昔ながらの姿でがんばって事業継続されていることは立派だと思う

 

こんにゃくえんまを過ぎて、昭和7年建築のこの建物が見えたら、当住宅まであと2、3分。

  

 

< おもてなし >

  

留学先のフィンランドでお世話になった方へのおもてなしにと、学生さんにご利用いただいた。

 

お母様とともに、食器・調理器具など下見確認され、当日朝はお父様も含めて一家そろっておもてなしの準備開始、、。

 後日、うれしいメッセージをいただいた。お陰様でとても楽しい時間を過ごすことが出来ました。友人にも喜んでもらえて生涯忘れられない思い出となりました。』

 

すてきなご家族との出会いは、私どもにとってもとても心地よい思い出だ。

 

 

 < 酒田の御殿まり >

  

玄関土間にある大きな提灯。

 

当初はもう少し低い位置に配置していたが、出入りする利用者の頭に頻繁にぶつかるため、高い位置へ変更した。そして、目印になるようなものはないかと探しあてたのが、この酒田の御殿まり。江戸時代参勤交代の手慰みに御殿女中が手まりを作ったのが始まりといわれる民芸品。姉夫婦の酒田に住む友人からいただき、大切に保管していたもの。

 

当住宅の照明をデザインしてくれた建築家の奥様のセンスとはずれてしまったが、提灯にぶつかる方はいなくなった。

 

写真提供はカメラマンの『成田』さん。奇しくも建築家と同じお名前でした。

 

 

<はたラボ インタビュー>

 

関東を拠点に庭師として働く村雨辰剛(むらさめ・たつまさ)さん。

 

住宅前の路地で待っていた姿が物静かですてきな若者でした。伝統的な日本文化に魅せられ、18歳で母国・スウェーデンから来日。一生の仕事に庭師を選び、26歳で帰化して「日本人」になった方。この後、NHK筋肉体操でブレークして活躍されている。

 

取材・文:榎並紀行(やじろべえ)

編集:はてな編集部

 

<建物の保護保全>

  

当初は、耐震補強したこともあり、大きなイベントをしたこともあった。しかし、ある日、住宅のきしむ音に何だかかわいそうな気がした。築100年超の小さな古民家、無理はさせられない、、、

 

基本理念に立ち戻り、建物保護を優先し、人数制限していくことにした。

 

 

<住宅前の路地>

 

約半世紀前、昭和30年代の路地

 

付近は長屋や一軒家の住宅が多い地区で、路地はまだ舗装されていなかった。表のエンマ通りは商店街。10日ごとの「6」のつく日はエンマ様の縁日があり、夕方から露店が出てとても賑やかだった。子供たちもその日だけはと渡された10円玉を握りしめ、縁日へと駆け出した。

 

  

< 文豪の東京を歩く >

  

冬のある日、作家の壬生篤氏(テレビドラマ「文豪の食彩」原作者)が、街歩きガイドの途中に立ち寄ってくれた。

 

明治から大正、昭和、そして現在に生きる文豪たち。漱石、一葉、荷風、啄木、宮沢賢治、太宰治、三島由紀夫から村上春樹まで、その足跡や、作品の舞台となった場所を訪ね、作家がどのように描いたのかを紹介する。その場所が、いまどのような様子に変化しているのか、文豪たちをより興味深く感じる「文豪の東京を歩く」フィールドワークだった。

 

 

<利用者、訪問者の感想>

  

都心の古民家は珍しいようで、来てくれた方の感想は大変ありがたい。特に、20代~30代の若い人たちが喜んでくれたり、感謝されたりで、こちらのほうが恐縮してしまう。マンション住まいの小学生がなぜか「なつかしい」と言ってくれたりする。

 

三十数年前の結婚当時、父親から「住宅を直して住めば、、」と言われたことがあった。バブル絶頂期のその頃、私だけでなくみなさんそのような発想はまったくなかった。時代は変わったようだ。

 

 

 <光の変化、、>

2000年代初めの再開発後、長時間の日照は望めなくなった。

 

住宅の周囲には高層建築物が立ち上がっているが、夏至前後の約1か月、お昼ころになると建物のすき間から太陽が直接差し込んでくる。また、季節によっては、朝日が室内まで入る。斜めから差し込む光が古い建具やガラスにしみこみ幻想的な情景が生まれる。午後には西に傾いた太陽が高層マンションの壁面に反射し、淡く柔らかくなった光が住宅にあたる時間帯が来る。先日訪れたプロカメラマンは絶賛していたが、撮り方によってすてきな自然光になるらしい。

 

ときどき自然光は入りますか?と質問されるが、季節、時間、そしてその日の天気によって異なるため、それぞれの瞬間を楽しんでいただきたい。

 

 

 < 思わぬ展開に >

  

かつては、犬の散歩の人がときどき立ち止まるだけの住宅だったが、改装工事が始まると、大工さんたちは

「壊してしまうのですか?」

「何になるのですか?」

と近所の方から心配されたり、尋ねられたりしたそうだ。そして、工事完了の引渡し当日、突然

「事務所として借りたいのですが、」と、見知らぬ方が現れた。予想していなかったお申し出のためお断りした。

 

その後もさまざまな訪問者、利用者がありさまざまな展開が続いている。

 

 

 < ベトナム、山のお茶会 >

  

初夏のある日、ベトナム茶会があった。主催でお茶を淹れてくれたXuan Hienさんは、ハノイで「Ba Van (婆雲 )」というお茶屋を若いご夫妻で営み、ベトナム北部の山のお茶を扱っている。

 

山に自生する原木から採れた稀少な新茶をいただくというめったにない機会に恵まれた。コーディネーターはお茶マニアの女性、通訳はポーランド人。

 

経済成長著しいベトナムからの珍しい来客、静かなお茶のひと時だった。

 

 

< ドローン、飛ばせますか >

  

何年か前、住宅からドローンを飛ばして撮影できるかと問い合わせがあった。

 

「保険加入済み。飛行許可も国交省から許可を得ています」とのことだったが、人口密集地域で危険なのと不審に思われるため、お断りした。

 

ときどき、意外な問合せがあるので、あれこれ吟味して対応している。

 

 

 < オリジナル商品 >

  

小石川大正住宅のオリジナルパッケージのクッキーがある。老舗・東京銀座コロンバンさんに作っていただいた洋菓子・フールセックのプチギフトだ。  

ウェディングフォトを撮られたお二人の記念品、個展来場者への御礼品、記念品として喜ばれている。限定品なので店頭では販売しておりません。

◎ フールセック9枚(紙箱入り)       

クッキー詰め合わせ 重量195g

(ピスタチオ1個、バニーユ2個、ショコラアマンド2個、フランボアーズ1個、フィユプラリネ2個、パルミジャーノレジャーノ1個)

 

画像は銀座コロンバン/原宿本店サロン

 

         

“孤独”のすすめ >

 

ある日、五木寛之さんがNHKニュースウォッチ9の収録でやって来た。

 

 老いて“孤独”のすすめ

   ~孤独だからこそ豊かに

 

「50歳から100歳までの50年間をどう生きるかというのは大問題。 偉そうなことを言うが、日々そのことで迷ったり、自分の考えが右往左往したりまとまらない。」

 

お帰りになるとき「五木寛之」と名前だけ書かれた名刺をいただいた。 

 

 

   < 意気揚々と >

  

昨夏、はじめての作品展でお使いいただいた作者とひさびさの再会。次に目指す事へ向けて動き出した、とのこと。そして、うれしいメッセージをいただいた。

 

100年超の時を生きる小石川大正住宅。

敬意を抱き「生かし、生かされ」

歴史と一体化する思考の意義、難しさと楽しさを学べる 私の大切な場所です ♪

 

      

< ご利用方法 >

 

ご利用方法を集計してみたところ、圧倒的に和装や浴衣の撮影が多い。

 

撮影以外にも、私どもが思いもつかなかった意外な使い方、楽しいエピソードも多く、追々紹介したい。

 

 

< 会議・研修 >

  

予想外の使い方のひとつに、会議・研修でのご利用がある。Wi-Fiもプロジェクターも置いていないが、なぜかIT系やベンチャーの企業が多い。普段とは違う形で会議をやるらしく、みなさん発想が柔軟なのだと思う。

 

古い住宅で会社の現在・過去を振り返って未来の事業計画を検討したり、1階でプレゼン資料作成して2階で上司面談する新人研修、CEOと幹部役員2名での戦略会議というのもあった。私どもが参加したわけではないが、みなさんよい表情で帰られるのでこちらも嬉しくなる。

 

国内海外に支店を持つ企業では、ふだん顔の見えない同僚に向けての部署紹介として、西郷どんの時代劇風動画作成なんていうのもあった。さらに意外だったのは、理工系大学院生が立ち上げたベンチャー企業で、電波の影響を受けにくい木造古民家での実証実験!?、という使い方も、、、、

 

注)

2019年10月プロジェクターを置きました。

 

 

< karta coffee 

  

小石川にある焙煎専門のコーヒー店。

 

産地ごとの個性や魅力を強く感じることのできる豆を揃えている。おいしい味わいと香りを愉しめるので評判。

 

当住宅のオリジナルパッケージでコラボさせていただいています。 

注) 店頭では販売しておりません。

 

< まっくろくろすけ >

 

風の強い、夏のある日、窓をすべて開けてそうじをしていた妻が、なにやら黒いものがコロコロコロコロ、、といくつも畳のうえを進んでいく姿を見た。

 

何かな、虫かな、と思い追いかけてみたがわからない。追いかけて指でつぶしてみたら、黒いすすになって消えてしまったそうだ。他の黒い仲間たちもいたが、つぶすと畳が汚れてしまうと思い、掃除機で吸い取った、、、

 

写真は三十数年前に、我が家に来たとなりのトトロのメイちゃん。しっかりとまっくろくろすけを握っている。

 

 

 

< 大正3年建築の住宅 >

 

改築時に古い登記簿が出てきたが、達筆な手書きで読めないため東京法務局に持ち込んでみた。解読結果は「当時の持ち主が大正3年に改築した、との記載がある」とのこと。

 

大正時代というと、森鴎外、芥川龍之介、谷崎潤一郎、武者小路実篤、西條八十、野口雨情、北原白秋、竹久夢二、、など今でもおなじみの作家や文化人たちが活躍し、松井須磨子のカチューシャの唄やゴンドラの唄「命短し恋せよ乙女」に乗せて自由恋愛の流れもはぐくまれ明るく華やいだ雰囲気。

 

そして、おしゃれな「ハイカラさん」「モボ・モガ」「七三分け」が流行る一方で、学帽・下駄にマントを羽織った「バンカラスタイル」も流行。映画や演劇の観客も増加し、野球や相撲、花見や潮干狩り、花火や海水浴など現代に近い市民レジャーも活発で賑やかな時代だったそうだ。 

 

 

 < 古民家再生のきっかけ >

東日本大震災の揺れに耐えた

 

住宅を現在のような形に古民家再生したのは、2011年3月の東日本大震災がきっかけだった。激しい揺れに壊れてしまったかなと覚悟していたが、傷ひとつなくきれいに建っていた。

 

それなら残しておこう、どうせ残すならキレイに残しておきたいと思った。

 

もうひとつの理由は、夏のお昼寝。風通しのよい木造住宅はぐっすり眠れて気持ちがいい、、、

      

< 一世紀前の嫁入り道具 >

 

100年近く前の、明治生まれの祖母の嫁入り道具だという。親族の結婚式があるというのでひさびさに箪笥から取り出し、鴨居に吊り下げてみたら輝きだした。

古い住宅には古いものが似合うようで、数十年箪笥に眠っていたが、息を吹き返したようだった。

 

< WC日本代表キャプテン >

  

ワールドカップの直前、リーチ・マイケルさんがやって来た。

 

東京ドームで野球の始球式があり、そのあいまの時間でのインタビューと撮影。見た目どおりの大きく物静かな方、、引退後は牧場経営が夢だと話されていた。

俄然ラグビーに興味がわき、ワールドカップ期間は、リーチの応援で楽しかった。 

 

日本青年会議所会報誌

「WE BELIEVE 9月号」より

 

 

< 鳳明館・森川別館 >

  

暴風をともなう最近の強力な台風

地元の老舗旅館に大変お世話になった。

 

前日夜からの計画運休。JR・地下鉄がすべてストップしてしまうとのことで、慌ててネットでホテルを探したが近辺はすべて満室。

 

最後に、電話で本郷6丁目の「鳳明館森川別館」にたどり着き、女将さんに泊めていただいた。伝統的な木造建築、昔ながらのそのまま建具と昭和レトロの雰囲気。そしてなつかしい運営方法。

 

夜遅いのにお風呂も用意してくれた。台風のおかげでタイムスリップしてしまった。

 

 

< 小石川・金寿司 >

  

大正9年創業の老舗、小石川植物園に近い お寿司屋さん

 

 昔ながらの粋なおやじさんがやっていて、よいものを良心的な値段で食べられる。もちろん回転ではありません。

出前もあるので、どうぞ。

 

写真は、店内にあった創業時のもの

 

 

< 山茶花(さざんか) >

  

前庭に山茶花があり、かわいらしい花をつけてくれる。改装前からのもので、空き家の時期は人知れず咲いていた。

 

秋から咲きだして冬の寒いころ満開になる。ときどき、花を目当てに小さな鳥(メジロ、ホオジロ)が遊びにくる。

 

何かが動く気配にこちらも一瞬驚くが、うれしいひと時だ。

 

 

< Google 翻訳 >

  

海外からのお客様の場合、ほとんどエージェントの方が同行されるのだが、ときどき、単独で来られる場合がある。

 

「スペイン人の友人がモデル撮影のロケハンに行きます。日本語は話せませんがよろしく」という連絡があり、Google翻訳のお世話になった。当方もスペイン語は無理のため、前日からご案内、規約、禁止事項などひと通りの書面は翻訳しておいた。

 

でも、一番役に立ったのは、妻がその場で話した会話の翻訳だ。ワンテンポずれはするが、文字で確認のうえで言葉で発音してくれるので、お互いの意思や説明が正確に伝わった。

 

 

 < ねじ式の鍵 >

  

大正時代の建具がそのまま残っているので、カギはねじ式だ。何種類かあるがもっとも古いと思われるカギには「完全」と刻印がある。当時のブランドかもしれない。

 

昭和に入り、アルミサッシの窓が出てくると、急速に廃れていった。

 

 

< 棕櫚(シュロ)の伐採 >

  

住宅の前庭にあった棕櫚の木。高層マンションに負けまいと二階の屋根より高く伸びてしまった。近年の台風の暴風、冬の強風時に大きく揺れて倒木が心配されたため、思い切って伐採した。

いつからあったのか不詳だが、母親の昔話では、隣りの家の庭にあった木の種が飛んできて育った実生のシュロらしい。

前日、近所の神社の神主さんに祝詞をあげていただき、長年の感謝とともにお別れをした。当日の朝は、若い庭師さんがお神酒をお供えし、尊敬の念を込めてから作業してくれた。

 

 

 < ゼミ論文 >

 

ある夏、近くの東洋大学の学生が3人、社会調査のフィールドワークにやってきた。その後、ゼミ論文として送ってくれた。

 

「空き家」は、管理されていない、倒壊の危険、周辺住民への悪影響といったネガティブなイメージ。それと反対に、「古民家」は若者を中心に古いものが「おしゃれ」「レトロでかわいい」「インスタ映え」というポジティブなイメージでマスコミに取り上げられることが多い。それぞれの活用されている施設を訪れ、当事者から聞き取って【現代社会における空き家・古民家の存在意義】【活用のための課題、展望】を論じている。

 

とても興味深い内容だった。

 

 

< ちいさいおうち >

約80年前に書かれたバージニア・リー・バートンの絵本

 

ある方に「ちいさいおうち」のようですね、と教えていたただき、読んでみた。

 

むかしむかし、ちいさいおうちは静かに季節の移り変わりを楽しんでいたところ、クルマが走り、地下鉄ができ、高層ビルが建ちあがり、いつのまにかまわりが変わってしまい、、、ちいさいおうちは年月を経てボロボロになってしまいました、、、

 

「いつはるがきて、なつがきたのか、いつあきがきて、いつふゆなのか わからない」都会の街の中で、周囲の変化と季節の移り変わりを感じている・・・

 

 

< 椰子(やし)の木🌴 ? >

  

まだ棕櫚があったとき、あるテレビ制作会社から、椰子の木の映像を撮らせてほしい、との問い合わせがあった。

 

うちにあるのはシュロでヤシではありませんよと話したのだが、担当者が下見に来られた。

 

「見ている人はわかりませんから、、?」と話していたが、その後連絡はない。

 

 

< 東京大空襲 >

 

3.10は母の20歳の誕生日だったが、それどころではない。住宅の縁の下に小さな防空壕を掘って祖母と避難していたとのこと。言問通りを隔てた区画までは空襲被害で燃え、こちらの一画は運よくそのまま残った。大通りに出ると焼野原で、4㎞先の皇居まで見えたそうだ。

 

おじさんの話では、戦後しばらくは焼夷弾の不発弾をとっておいたそうだ。1.5mくらいの円筒形でUSAと書いてあったという。そう言えば、住宅改装の時、縁の下から祖父が防空壕を掘ったときに使ったつるはし(母は、つるっぱし、と呼んでいた)が出てきた。とても重たかった。

 

 

 < 氷屋さんの 氷 >

  

昔、電気の冷蔵庫がない時代、冷蔵庫は木製の箱だった。夏場は朝と夕方の2回、近所の氷屋さんが大きな氷の塊を運んできてくれた。

 

なつかしいので調べてみたら、近所にまだ氷屋さんが残っていたので、ときどき配達をお願いしている。夏場は釣りやイベント向けでけっこう忙しいらしい。

 



オリジナル商品


 

■ 近所の氷屋さんの 氷 (撮影用)

 

近所の氷屋さんから事前に配達していただきます。真夏の撮影に涼しさを演出する 氷のブロック(かたまり)、撮影用です。浴衣の撮影には最適。2貫約7.5Kgから配達可能。真夏は時間がたつとだんだん溶けて小さくなり6-8時間でなくなります。2貫目で1200円、3貫目1800円、当日実費精算となります。

  小石川大正住宅の記念のオリジナルクッキー(現在、販売休止中)

老舗・東京銀座コロンバンさんに作っていただいた洋菓子・フールセックのプチギフトです。  

 

◎ フールセック9枚(紙箱入り)     600円 / 個 

 クッキー詰め合わせ 重量195g (ピスタチオ1個、バニーユ2個、ショコラアマンド2個、フランボアーズ1個、フィユプラリネ2個、パルミジャーノレジャーノ1個)

 

  小石川大正住宅の記念のオリジナルコーヒー(現在、販売休止中)

近所のコーヒー焙煎専門店(カルタコーヒーさん)から直接仕入れているコーヒー。  

 

◎ 100g(豆または粉)          800円 / 個

コーヒー豆100g(10杯分)。原産国:グァテマラ。豆か粉、どちらかお知らせください。

 

    ギフトボックス(箱入り)          2,000円 / 箱 

コーヒー100g(豆か粉、約10杯分)1袋、ドリップバッグ13g*5袋のセット。