＜ 気持ちよくお使いいただくために ＞

当住宅は大正時代の雰囲気を残しながら、奇跡的に残った古い建物を大切に保存していくことを目的に改装しました。今ではあり得ない置石の基礎、壊れやすい建具やガラス、急な階段、見えないように隠してある電源スイッチ、人数制限、周辺の住宅への配慮などなど、、、注意事項が多数あり、ふつうの撮影スタジオと思っていらっしゃった方にとっては使い勝手が悪いかもしれません。

スタジオとして改装した住宅ではではございません。そのため大人数でのご利用、粗雑な使用はお断りさせていただいております。急な階段から転げ落ちてしまった方(美術さん)、スイッチの場所がわからず手で照明を暗くしていた方、住宅前路地にクルマを乗り入れて叱られた方(撮影スタッフや和装モデルさん)、住宅前でタバコを吸っていて注意された方(カメラマンさん)、もいらっしゃいます。

気持ちよくお使いいただくため、はじめてご利用される方にはお時間をいただき、住宅施設や注意事項について説明をさせていただいております。ご利用希望の方は、事前に　「利用規約(兼承諾書)」、「禁止事項」　をお読みください。 

＜　責任者（プロデューサー・監督）　＞

○　大きな撮影はできません。閑静な住宅地区にある小さな古民家で、建物保護および近隣住人への配慮のため、個人・一般で８人まで、商用利用でも８人までと人数制限をして運営しております。2階和室は5-6人です。ロケハンに来られても無駄になってしまいますので、「禁止事項」「利用規約」を確認の上でご検討願います。

○　ときどき、申込者が当日遅れてきたり、不在のため、申込者にお伝えしたはずの注意事項や禁止事項が参加メンバーに伝わっていないことがございます。当日の現場責任者が別にいる場合は「お名前」「携帯番号」を事前にお知らせください。

○　たまにですが、住宅前路地で監督さんが大声で指示を出したり、また、別のロケ地から移動で大勢のみなさんがドヤドヤと荷物や機材を持ってこられて、近隣住民が驚かれる場合がございます。都心の閑静な住宅街ですので、悪目立ちしないようお願いします。

○　はじめてご利用の方には、少しお時間をいただき住宅施設と注意事項のご説明をさせていただいております。余裕をもってお越しください。

　　＜カメラマンさん＞

○　おクルマの場合、住宅前路地への乗り入れはできません。機材などはエンマ通りか白山通りに一時停車してお運びください。歩道や仕切り石を乗り越えて無理に侵入しますと、近隣トラブルとなってしまいますのでご注意ください。

○　専用駐車場はございません。近隣駐車場を利用していただくことになりますが、駐車場激戦地区で空きを見つけるのに時間がかかってしまう場合もございます。事前に調べておくことをお勧めします。

○　ストロボ・フラッシュのご使用はできますが、三脚使用の場合は、脚キャップをご使用ください。また、2階への階段は急で狭いため漆喰壁にぶつけないように、三脚は折りたたんでお運びください。

　　＜ヘアメイクさん＞

○　メイクさんが入られる場合、大きなスーツケースで来られることが多いようです。2021年4月1日、三田線春日駅にエレベーターのある地下鉄直結出口（Ａ8番出口）が完成しました。地上に出たら、信号を渡って当住宅までは2-3分です。Ａ7番出口（日比谷方面ホーム直結）、6番出口（文京シビックセンター方面）にもエレベーターはありますが少し歩きます。それ以外の出口はエスカレーター＆階段となり、地上に出るまでに必ず階段を上ることになり、持ち運びに苦労しますのでご注意ください。

○　通常は1階でメイクしてただいております。玄関土間か、板の間となりますが、撮影ポイントやモデルさんとの関係もあるかと思いますので、主催者の指示にしたがってください。

○　階段は狭くこわれやすいため、大きなスーツケースは2階にあげられません。2階和室でのメイクをご希望の場合は、中身を出してお運びいただくことになります。お手数おかけしますがよろしくお願いいたします。

○　備品として、28ｃｍ×148cm の姿見　が1つございます。　ドライヤー使用の際の電源コンセントは、複数個所にございます。

　　＜着付け・スタイリストさん＞

○　軽いキモノやお洋服が数着でしたら、各部屋にあるフックにかけることは可能です。１階に鴨居はございますが古く壊れやすいため、軽いキモノにかぎりご使用いただけます。養生してご使用ください。

○　大量のお洋服を持ち込まれる場合は、事前にお知らせください。備品にスタンドハンガーはございませんので、床に平置きしていただくか、お持ち込みしていただくことになります。スタンドハンガーが重たくなる場合は、建物保護のため玄関土間に置いていただくことになります。

○　備品の鏡は、28cm×148cm　の姿見　がございます。着付けの場所、着替え場所をどこでおこなうか、外からの目隠しが必要か、撮影ポイントやモデルさんとの関係もあるかと思いますので、ご希望の場合は事前にお知らせください。

＜ アーティストのご利用が多い ＞

写真家、映像作家、美術作家・書道・水墨画・生け花の家元・フラワーデザイナー・インテリアデザイナー、ミュージシャン、ファッションモデル、俳優、歌手、声優、落語家、作家、起業家、登山家、そしてアスリートまで、、、、、プロ・アマチュア問わず、さまざまなジャンルの作品の撮影や個展でお使いいただいています。みなさん、古民家と作品をいかに融合、共鳴させるか、展示も厳選し展示方法なども考えて企画、ご利用されています。

写真や映像となり、作品が飾られることによって古い住宅が新たな世界、空気感・気配を醸し出し変化していきます。季節や天候により、時間帯によっても変わっていきます。才能豊かな方々との出会い、作品作りの過程や完成された作品を拝見させていただく機会を持てることは、私どもにとっても贅沢なことに思います。